稲垣 豊inagaki yutaka

腎臓・肝臓病学研究部門

腎臓・肝臓病学研究部門長/基盤診療学系 再生医療科学 教授

「細胞ストレスに起因するマトリックスの動的変容と修復機構の解明」
 コラーゲンをはじめとする細胞外マトリックスは、組織・臓器形態の保持や創傷治癒・組織修復過程において重要な役割を演じているが、その発現調節機構に異常をきたすと組織に過剰のマトリックスが沈着し、臓器線維症を引き起こす。臓器線維症は多くの生活習慣病に合併し、癌の発生母地としても重要な病因的意義を有する。とりわけわが国では、B型ならびにC型肝炎ウイルスの持続感染による肝硬変・肝癌への進展が高率に認められ、大きな社会問題ともなっている。また、糖尿病性腎症や糸球体腎炎の進行による腎硬化症は、慢性腎不全による透析患者数と医療費の急増を招いており、肺線維症は抗癌剤や放射線治療の副作用の他、環境中有害物質によってももたらされる。本研究テーマでは、これらの臓器線維症の発症と進展機序の解明に、系統的かつ臓器横断的に取り組むことを目的とする。

1982年3月
金沢大学医学部卒業
1986年3月
金沢大学大学院医学研究科修了(医学博士)
1986年4月
厚生省対がん10カ年総合戦略 リサーチレジデント(国立がんセンター配属)
1986年11月
国立がんセンター研究所 研究員
1988年4月
金沢大学医学部第1内科 協力研究員
1990年4月
金沢大学医学部第1内科 助手
1991年3月
米国ニューヨーク、マウントサイナイ医科大学 客員研究員
1993年9月
金沢大学医学部第1内科 助手(復職)
1994年7月
金沢大学医学部第1内科 講師
1995年4月
国立金沢病院内科 医師
2002年4月
東海大学医学部 地域環境保健系 地域保健学部門 助教授
2003年4月
改組により 同 基盤診療学系 助教授
2003年7月
神奈川歯科大学 客員教授(併任)
2007年4月
東海大学医学部 基盤診療学系 准教授
2008年4月〜現在
東海大学医学部 基盤診療学系 教授

兼任公職

2005年4月〜現在 
神奈川難病財団 企画・審査委員
2007年4月〜現在 
大分大学医学部非常勤講師(生化学)
Editorial Board of World Journal of Gastroenterology
Reviewer Board of Japanese Journal of Clinical Oncology

所属学会

  • 日本内科学会(認定内科医)・日本消化器病学会(専門医、評議員)
  • 日本消化器内視鏡学会(指導医)・日本肝臓学会(専門医、指導医、評議員)
  • 米国肝臓病学会・欧州肝臓病学会・日本結合組織学会(理事、評議員)・日本生化学会
  • 日本癌学会・日本分子生物学会

賞 罰

  • 2001年度 日本結合組織学会 大高賞
  • 2005年度 米国肝臓病学会年次総会 優秀演題賞
  • 2006年度 日本肝臓学会 優秀論文賞(OTSUKA Award)

専門分野

  • 消化器肝臓病学・分子病態医学・マトリックス医学生物学



ナビゲーション

マトリックス医学生物学センター

再生医療科学 稲垣研究室

〒259-1193
神奈川県伊勢原市下糟屋143

TEL 0463-93-1121(3068)