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総合医学研究所は”若手の育成・支援”を推進しています。

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再生医療学究部門 部門長:永田栄一郎



生体内に広く存在しているイノシトールリン酸の中でも、イノシトール6リン酸(IP6)や7リン酸(IP7)に関してはその役割は不明である。中でもIP6をIP7にリン酸化するIP6キナーゼ(IP6K)は、中枢神経系に多く存在し、ハンチントン病や筋萎縮性側索硬化症などの神経変性疾患の神経細胞死に重要な役割を果たしていることを明らかにしてきた。神経変性疾患においてのより詳細なメカニズム解明と治療薬の開発をIP6Kの観点から探求していく。


 

椎間板変性を腰痛、肩こり、坐骨神経痛などの原因となる椎間板変性は、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など様々な脊椎疾患の原因となる。我々は椎間板の恒常性維持に必要な生物学的情報に関する基礎的研究をもとに椎間板の修復を促し、腰痛を改善させうる再生医療製品の開発を主に行っている。さらにiPS技術を用いた椎間板髄核前駆細胞の誘導法の確立、In Silico創薬での新規腰痛治療薬の開発といった椎間板再生医療、創薬に関わる事業を幅広く展開している。